ドルゲスタン大陸にどこからともなく出現した魔王ダルグ。彼はその強大な魔力をもてあまし、ついに神王オルムズトに対し、反旗をひるがえすに至った。オルムズトはダルグの攻撃をかわし、遂に彼をドルゲスタンの地中深く封じ込めた。永久に続く劫罰をあたえんがためである…。数百年も前のできごとであった。

ダルグは復活した。未だに、地中に封印をほどこされてはいるものの強大な魔力を用いて、魔の生き物どもを、ある時は呼び出し、ある時は生命なき物から造り上げ、アランパルチャ、ドルゲスタンの両大陸に放ったのだ。魔物たちは暴れ続け、各地で数多くの殺戮を繰り返した。
ある日、トマの村が、ダルグの軍勢に襲われた。老人も若者も、男も女も、ことごとく魔物どもの刃にかかって死んだ。だが、生き残りが1人だけいた…。この物語の主人公、マーディである。彼の2人の姉、そして両親も魔物どもの刃にかかり命を落とした。この時を境に、マーディの心は固く閉ざされたのだった。
復讐を神に誓ったマーディ。これに応じた遊神プートスは彼に不死の肉体を与え、ダルグ討伐の手助けをするのだった。マーディの胸に刻み付けられているのはZAVAS(復讐の戦い)の文字。
彼の手に握りしめられている、魔物たちが落としていったアルフールの地図、ここにダルグの秘密を説く鍵があるのか。
剣を扱わせたら、右に出る者のいない、カーラマン。巨漢闘志のグレッシ。俊足のランナー、ビリンチ。そして魔法使いの娘サージ。
プートスは、この4人を仲間にせよと告げた。対するダルグはギャリバス3兄弟を始めとして、5万の大軍を差し向けた。マーディ達の武器は5人の強固なきずなのみ。
いま、ダルグ討伐の旅が始まる。